FREEDOM NAGOYA'2018

2018/6/24 SAT 愛知大高緑地公園特設ステージ 名古屋初無料野外ロックフェスティバル!!もちろん今年も入場予定!!

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Qインタビュアー

Q.まずは自己紹介をお願いします。

綿谷:FREEDOM NAGOYA実行委員長の綿谷です。
水野:ビレッジマンズストアの水野ギイです。
TSURU:STANCE PUNKSのTSURUです。
daipon:ENTHのdaiponです。
長崎:LUCCIの長崎慎です。
久野:cinema staffの久野です。
Mitsuhiro:EVERLONGのMitsuhiroです。みっちゃんって呼ばれています。

Q.よろしくお願いします。今年のFREEDOM NAGOYAは久し振りに東海地区出身のアーティストが多いですよね。

綿谷:そうですね。それこそ前に2YOUで対談した2014年のFREEDOM NAGOYAと同じくらい東海出身のバンドが多いかもしれません。初出演のcinema staffがいたり、スタパンも久し振りに出てくれるのも嬉しいですし。
TSURU:俺達は3年振りくらいかな?
綿谷:そうですね。また出てもらえて嬉しいです。
久野:今日集まった中だと初出演は僕らだけなんですね。今日もこの面子に僕がいるのはちょっと面白いですよね(笑)。
長崎:僕はcinema staffのライブをサーキットイベントとかで普通に見に行ってて。軽く挨拶するくらいでこうやってしっかり話すのは初めてで
綿谷:今日はそういう人たちが繋がれたらいいなと。東海出身という共通点がある中で、それぞれのシーンで活動してきた人たちが集まってる感じが凄く良いなって思います。

Q.STANCE PUNKSはTSURUさんが上京してからの結成なので、東海出身といってもこの中では少し経緯が違いますよね。

TSURU:もう上京して20年以上経ってますしね(笑)。名古屋にいた頃はバンドもやっていなかったし。高校のときはオリンピックに出ようと思ってたから(笑)。上京してSTANCE PUNKSを初めてからも名古屋で繋がったのはTHE STAR CLUBやthe原爆オナニーズっていう先輩ばっかりだったしね。同世代だと名古屋に来はじめた時に対バンしたザ・クラッツとかTHE BOOGIE JACKとか。それ以外はあまり友達もいなかったし。

Q.今日いるみなさんはSTANCE PUNKSを聴いていた世代ですよね?

daipon:もろです。CDも買ってたしライブも行ってました。
水野:直撃世代ですよ。今でも身体が勝手に反応します。
TSURU:本当に?スタパンって死語なんじゃないの?(一同笑)

Q.ENTHもビレッジマンズストアもSTANCE PUNKSの影響を受けながらアウトプットが全然違うのが面白いですね。

TSURU:確かに。
久野:実は僕も聴いてたんですよ。友達がスタパンが大好きで、教えてもらってスペシャでMVを録画してずっと見てました。
TSURU:あははは。
daipon:僕は人生で初めて行ったライブがガイシホールのスタパンですからね。
TSURU:うわ、懐かしいね。ZIP-FMの『PARTY』ってイベントだ。
daipon:あれ、面子も凄くて。スタパン、THE BOOGIE JACK、175R、SHAKALABBITS、THE STAND UP、B-DASH、Yum!Yum!ORANGEっていう。
TSURU:あのイベントの後、そのままラジオの生放送があってやばかったからね(笑)。生放送で○○って叫んだり。(一同笑)
daipon:ちなみにあの日のライブがGEN君(04 Limited Sazabys)も初めて行ったライブらしいですよ。
TSURU:そうなんだ。嬉しいね。

Q.当時まだフェスがそこまでない中で『PARTY』は面白かったですよね。フェスやサーキットがなかったらここにcinema staffはいないかもしれないなと。

久野:そうだと思います。特に僕らは名古屋時代からあまり同世代のバンドと絡んでこなかったんですよ。フォーリミが年が近いんですけど、ちゃんと繋がったのもこの数年だし。そのきっかけもフェスやサーキットが大きいと思いますね。

Q.全国にフェスが沢山ある中でFREEDOM NAGOYAはみなさんにとってはどんなフェスですか?

長崎:僕はスタッフとしてもずっと関わってきているので思い入れは強いですね。2回目くらいからボランティアで設営していますから。そこにdaiponもいたんですけど、それが今はお互い出演者として関われているのが嬉しいですね。
daipon:思い入れって意味ではやっぱり凄いですよ、FREEDOMは。一緒に育ったと思っているので。
水野:僕らはそれを悔しい目で見てました。去年、初めて出演させて頂いて始めてFREEDOMの空気を感じることが出来たんですけど、出てみてやっと続いている理由が分かったなって。僕らもそこに関われることが凄く嬉しかった。ずっと羨ましいと思ってたから(笑)。

Q.ビレッジマンズストアは独自の路線で活動していましたからね。

水野:今思うと狭い間口でやっていましたね。元々音楽性が合うバンドが名古屋にそんなにいなかったし、別に何も困ってなかったから自由にやっていて。でもそういう意味では今も変わってなくてFREEDOMは観に来る人も自由なわけじゃないですか。そういう人の前で自由に俺達のライブをやってやろうって思っています。
長崎:名古屋って箱でシーンが分かれてたりするから中々絡むこともなかったけど、いつか勝負したいと思っていて。その為にも自分達がもっと強くならないとなって思っていました。今回こうやってFREEDOMでみんなと絡めるのは凄く嬉しいですね。
daipon:今日集まっているバンドってそれぞれシーンが違って、そこで頑張ってきたバンドばかりじゃないですか。その中で僕らは単純に誰にも負けたくないし、名古屋のENTHを叩きつけたいですね。

Q.TSURUさんはどうですか?

TSURU:俺は名古屋出身だし、やっぱり地元のフェスに呼んでもらえることは単純に嬉しい。若い頃はいつも何かにイライラしてたし、誰かと友達になりたいとかってあまり思えなかったんだけど、長くやってると頑張っている奴はみんな好きになっちゃうんだよ(笑)。俺達も「ロックの日」って無料イベントをやってるから分かるんだけど無料であれだけ大きいことをやるのって相当気合入ってないと出来ないと思う。9月にSOUND GARDENと共催で「火の玉宣言フェスティバル」をやれるのも嬉しいよ。
綿谷:僕もSTANCE PUNKSのCDを買ってライブに行っていて、そのときの興奮や感動で音楽に興味を持って今の仕事に繋がったのでめちゃくちゃ感謝していて。20年ずっと走り続けているTSURUさんのことを本当に尊敬しているんですよ。憧れの存在です。
TSURU:本当?俺は生まれ変わったら綿君になりたいけどね。(一同笑)

Q.さきほど少し話がでましたが、ここにcinema staffがいるのも感慨深いなと。

久野:僕らは特定のシーンにいるわけじゃないし、もしかしたら仲間に入れないんじゃないかって気持ちがずっとあって。名古屋時代はi GO、竹内電気、TWO FOUR、soulkids、mudy on the 昨晩に可愛がってもらっていたけど、同じジャンルの同世代のバンドとシーンを作るってことをしてこなかったので、外から見ていて名古屋のシーンが盛り上がっていく中でそこに入ってもアウェイなんじゃないかって思っていました。それに当時は僕らも尖っていたから、仲良くなってたまるかって思っていた部分もありましたし(笑)。
綿谷:シネマは尖ってたもんね。
久野:でも本当は羨ましかっただけっていう(笑)。さっきTSURUさんも言ってましたけど、活動が長くなればなるほど、かっこいいと思えるバンドの幅が広がっていくんですよね。前は友達のバンド以外認めないというか、打ち上げにも絶対出ないし、もし出るなら潰そうと思ってたし(笑)。
TSURU:なんでおまえと飲まないといけねえんだよってね(笑)。
久野:はい(笑)。そこが変わったのはやっぱりフォーリミの存在が大きいと思います。ツアーに呼んでくれたりYON FESに呼んでくれて、最初は不安だったけどお客さんも盛り上がってくれて。その流れで今年はFREEDOMにも呼んでもらえたので気合入れていこうと思っています。
綿谷:10年前、TRUST RECORDSでARUをやってた頃にシネマとは岐阜で一緒になることがあって。それからしばらく疎遠になっていたんですけどシネマの勢いや活躍は見ていて。でも何処か負い目があったんですよ。
久野:負い目?
綿谷:シネマって音楽的にも活動的にもプロフェッショナルだから今のままじゃ戦えないなって思っていて。それで中々関われなかった。そんな中、去年の2YOUの企画で久し振りにシネマに会って。そこでまた距離が縮まったんです。

Q.EVERLONGはTRUST所属ですが今日の面子は繋がっています?

Mitsuhiro:水野君とはしっかり喋ったことはないですね。だから新鮮です。
水野:サーキットで会うことはあるけど中々繋がるきっかけがなくて。
Mitsuhiro:シネマも一度ラジオに来て頂いてワンマンを観に行ったんですけどちゃんと繋がれていなかったので今日やっと話せて嬉しいです。こういう出会いがあるのがフェスの良い部分ですよね。

Q.やはりフェスの存在は大きいですか?

Mitsuhiro:僕らにとってはめちゃくちゃ大きいですね。ライブハウスだと自分達の界隈での対バンが多いけど、フェスだと新しい出会いが凄くあるので。
daipon:逆にフェスしか来ない人もいるし。
水野:ちょっと前まではフェスとかサーキットって主催の顔が明確に見えてたと思うんですよ。熱意ある人しか出来ないものだったじゃないですか。でも最近はノウハウも出来て誰でも出来るものになってしまった。だから僕らはその見極めをしっかりしないとなって思います。だからこそかっこいいサーキットに出会う喜びも大きいんですけどね。
daipon:RAZORS EDGEがやっている「STOMY DUDE」なんかはまさにそうですね。あのサーキットは集まっているお客さんもかっこいいんですよ。ああいうサーキットやフェスに出会うと嬉しいですよね。
久野:フェスってレジャーなものと顔の見えるものと大きく分けて2種類あると思うんですよ。僕らがやらなきゃいけないことはレジャーのフェスに集まる人を顔の見えるフェスに誘導することだと思っていて。それは僕らのようなバンドの役目だと思っています。

Q.フェスを主催する綿谷さんは今回の面子を集めてみてどうですか?

綿谷:今日集まってくれたみんなはそれぞれのシーンを代表するメンバーだと思っていて。そういうバンドと一緒にFREEDOMを作ることで自分でもかっこいいと思えるものが作れるようになってきたと今は思っています。FREEDOMは最初はメロディックやラウドなバンドがメインだったんですけど、色んな出会いがあって、色んなバンドを巻き込んで、今はオールジャンルでかっこいいと思うバンドが集まる場所になりました。友達のバンドを集めてやっていた頃に比べ振り幅も拡がって今年はSAのような大先輩にもご出演頂くので、世代もジャンルも越えて、どんどん面白くなっていってると思います。

Q.では最後にそれぞれ意気込みを聞かせてください。

長崎:僕はずっと裏方としても関わってきたのでFREEDOMはやっぱり特別で。今年も去年以上のFREEDOMをみんなで作りたいです。
Mitsuhiro:EVERLONGはFREEDOMと一緒に成長してきたと思っているので今年も一緒に物語りを作りたいし、FREEDOMに自分達の成長を見せたいですね。
daipon:僕もずっと運営として関わってきたし色んな物語を見てきたので思い入れは強くて。FREEDOMってオーディションで出れなかったバンドもセキュリティやボランティアスタッフとして働いているんですよ。そういう奴らにも夢を見せれるように良いライブをしたいです。
水野:僕はピクニック気分で来た人をびっくりさせたい。ただひたすらそこを狙っていきます。名古屋のシーンでビレッジマンズストアはマイノリティだと思うんですけど、名古屋のシーンを知ったつもりでいる人をびっくりさせたい。そういう場としてFREEDOMは完璧な場所だと思うので、いつも通りのビレッジをぶつけにいきます。
久野:たぶん俺達を呼んでくれたのって、いつものcinema staffを観てくれているからだと思うんですよ。だからFREEDOMに寄せたライブをするんじゃなくて、いつもの俺達のライブで勝負したいと思っています。
TSURU:パンクなんて3年くらいで辞めたほうが良いに決まっているんだけど、どうやら間違えて20年もやっていて(笑)。そんな俺達を気にかけてくれるのはいつも名古屋の人たちなんだよ。俺達はライブハウスが好きでやってるけど、空の下だとまた違った何かが生まれるんだよね。バンドもお客さんも自由に楽しくやっちゃえるフェス、まさにFREEDOM。じゃあ俺達は、SAと若いバンドとの架け橋にでもなろうかな(笑)。
綿谷:気合いの入った意気込みありがとうございます。僕も最高の1日にすべく全身全霊で臨みます!今年もみなさん、宜しくお願いします!